no bus

台風の影響で朝から大雨が続いた浜松
通り過ぎてからもこれだけの雨を降らせるって
それだけ大きな台風だったと言う事でしょう
夕方には大分静かになりましたが現在でも「大雨警報」が出ている様です
完全に落ち着くまで外出は控えた方が良いのかも知れませんね

今日はTJラングラーにありがちな症状について
症状と対処方法を書かせて頂きたいと思います

年式的には97年~02年までの前期型と中期型で多く見られる症状で
走行中に不意にメーターパネル内の計器が全て落ちてしまい
エアバックの警告灯が付きます
さらに中期型だけの症状ですがODOメーターに「no bus」と表示されると言うもの
no bus_f0105425_1794022.jpg

タコメーターもスピードメーターも全て「0」を指しますが
エンジンは正常に動作を続け
走行上特に瞬間的に危険を伴う事は有りません

この「no bus」の意味ですが
メーターにはbus信号と言うクルマの計器を制御する信号が来ておりますが
その信号が停止していると言う意味です
こう聞くと大変な事のようにも思えますが
単純に接点不良やアース不良がほとんどなんです

そしてもしも走行中この症状になってしまった場合は
写真の親指の位置を少しだけ力を入れて奥に押し込んで下さい
no bus_f0105425_1719738.jpg

するととりあえずメーターも元に戻り
エアバックランプなども消える筈です
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次にこの症状の原因と対策を書かせて頂きます
ただしっかりと修理される場合はご自分ではなさらずに
ディーラーさんや当店へご相談下さいね

この症状の修理と致しましてはメーターを取り外し
接点の清掃やアースをボディに確実に落すことで解消される訳です

メーターの取り外し方ですが
まずはメーターフードとフロントガラスの間に有る
デフロスターの穴の開いたパネルを取り外します
no bus_f0105425_17282072.jpg

こんな感じに指を掛け上に力をかければ取り外すことが可能です
するとメーターフードの上部にまず三箇所ネジを確認する事が出来ます
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次にステアリングコラムの
下側のパネルを取り外します
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このパネルは写真で指している場所と丁度反対側の
合計二箇所にネジで止められております

このパネルも外すとこの位置に
メーターフードを止めているネジが出てきます
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メーターフードの上部三箇所と下部の二箇所を取り外します
すると簡単にパネルを取り外すことが出来ます
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次にメーター本体を止めているネジ四箇所を取り外します
ネジの位置は写真のこの部分その少し上
さらにその反対側です
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メータを取り外し裏側を見ますと
何となく構造上でこの症状が出ると言う事が分ると思いますね
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通常こう言ったパーツって
しっかりとカプラー同士がつながり
簡単に取り外せないような構造になっていると思うのですが
ラングラーは上の写真に有るメーター側の端子と
車両側に有るこの端子
no bus_f0105425_1759594.jpg

これをただネジで押さえ込んでいるだけなんですね
この部分が時間の経過やクルマを使っていくうちに
汚れが溜まったり色々な影響で接点不良を起こす事が有るんです

ですので取り外したメーターの接点部分を清掃する事で
症状が改善する事がほとんどです
それでも時々症状が出る場合はアース不良が考えられますが
この修理はやはり専門の知識が無いと難しいように思います
先ほども書きましたがいずれにしてもディーラーさんや当店にご相談下さいね

この症状でお悩みの方
是非参考にして頂ければと思います

さて明日は第一月曜日明後日は火曜日となりますので
定休日でお休みを頂きます
二日間のお休みでご迷惑をおかけする事も有るかと思いますが
宜しくお願いします

それでは本日も本当に一日ありがとうございました
by tramp-car | 2011-09-04 19:05 | life | Comments(0)


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