TJラングラーのデビューイヤーは1997年
そこから2006年までTJとしてのモデルが続いて来たわけです
外観こそ変わることの無かったTJラングラーですが
モデルが進むにつれ様々な部分の改良がされて来ています
元々は3速ATだったトランスミッションが
03年モデルから4速に切り替わったのは良く知られた変更点かもしれませんね
今日はそんな変更点をご紹介したいと思います
TJラングラーを日常で使っていく上で
良く利用する機構の一つ
例えばこのシートのショルダー部分から出ている黒いバンド
これは97年から02年までのモデルのシートに採用されている物です
リアシートへのアクセスの度に使う機構ですが
例えばこんな感じでバンドを引っ張ると
フロント側のシートが
前方へ競りあがる様な感じにスライドし
リアシートへの乗り降りのスペースを作るわけです
こんな感じに
ただこの機構 バンドを引っ張る事で
シートの下に張られているワイヤーを引き
前へスライドすると言う動作をするのですが
バンドの引き方次第ではワイヤーへの負担が大きく
時々ワイヤーが伸びきりバンドを引いても
前へスライドしなくなっている車両を見かけます
(そうなってしまった場合の対策方法は当店にお任せいただくとして…)
03年以降のTJはこの機構が改良され
同じシートのショルダー部分にはこんな感じのレバーが付けられました
このレバーをこんな感じで軽く上に向かって持ち上げます
すると同じように前方へスライドして
リアシートへのスペースを確保するわけです
この機構になってからはワイヤーへの負担も少なく
作業的にも楽になります
ただ個人的にはアメ車の雰囲気やシート全体のデザインなんかを考えると
昔の方が良かったかな~なんて思ったりもしますけどね(笑)
アメ車に限らず車って当然モデルチェンジを繰り返して
「前モデルよりも良いもの」と言う考えが基本だとは思いますけど
「その車の良さ」が薄れてしまうモデルチェンジって有ると思うんですよね
特にこんなおもちゃみたいでパイクカーなJeepではなおの事
だからTJラングラーに限っては
「新しい物が良い物」って理論は通用しないかなとも思います
ちなみにこれ
ステアリング中央の「Jeep」の文字
これがメッキになったのは05モデルからです
またこんなモデルでの違いも
少しずつご紹介していきますね